国境貿易の人民元建て決済のテスト事業をスタート
中国人民銀行(中央銀行)、財政部、商務部、税関総署、税務総局、中国銀行業監督管理委員会はこのほど、「国境貿易における人民元建て決済のテスト事業管理規定」(以下は「規定」とい・を共同で制定し、7月1日から施行した。人民元は国内決済通貨から地域決済通貨に転じ、国際準備通貨になるため堅実な基礎を築き上げた。「規定」の実施と共に、テスト事業を実施する企業に以下の利点を与えるという:
1. 外貨建てによる大きな為替変動リスクが生じることに相反して、リスクを回避することができる。
2. 国境貿易の人民元建ては外貨照合管理を行わない。通関や輸出関税の還付や免税措置を取扱う時、税金還付シートの提供も必要ではない。 したがって、企業の収支手続を簡略化し、資金利用率を引上げる。
3. 国境貿易の人民元建ては外貨建ての為替購入、為替買取による莫大な取引費用の発生を低下する。
4. 国境貿易の人民元建ては外貨決済が必要なくなり、会計監査プロセスを簡略化する。
アスカコメント:
企業が運営状況に応じ、適時に関連機構にテスト事業の実施を申請することを通じ、資金利用率を引き上げ、できるだけ国境貿易の為替変動リスクを回避する。
2009年度上海市住宅積立金の納付基準を調整
上海市住宅積立金管理委員会はこのほど、?009年度上海市住宅積立金の納付基準、比例及び月次納付金額上下限に関する通知?滬積立金管委会[2009]2号)を公布し、2009年7月1日より、従業員の積立金の納付基準及び納付金額の上下限を調整した。
一、納付基準の調整
2009年度住宅積立金月次納付金額の上限は1,382元であり、下限は134元と規定された。
二、経営困難企業は納付比例の引き下げ、或いは遅延納付を申請することができる。
◆◆申請条件:
1.経営苦境に陥り、従業員の給与平均水準は昨年の上海市従業員月次平均給与の60%より下回る。
2.新規設立企業(設立日より二年以内)は経営状況不安定、従業員の給与平均水準は昨年の上海市従業員月次平均給与の80%より下回る。
◆◆審査手順:
法定代表人、従業員代表大会及び労働組合の同意を経て(企業が従業員代表大会、労働組合がない場合、全従業員のサインも可)、上海市住宅積立金管理センターに申請を提出する。
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