◆ 制度改革後、人民元は7.4%も上昇
中国外貨取引センターの最新データによりますと、8月29日の人民元の基準値が、為替制度改革以降で最高値となる1ドル、7.5505人民元となりました。
中国は2005年7月から人民元為替レートの管理フロート制度を実施しました。29日の基準値を制度改革がスタートした時点と比べると、人民元の上昇幅は7.4%を超えたことになります。
◆ 個人による香港証券市場への投資を許可
中国国家外貨管理局はこのほど、個人による香港への直接証券投資を許可すると発表しました。専門家らは「この政策の実施は国内の膨大な預金が国際市場に入るための新しいルートを切り開き、外貨預金が絶えず増加することによってもたらされた圧力を減少させる」と見ています。
まず、北部の都市・天津で香港証券市場への個人の直接証券投資の試験を開始するということです。投資者は中国銀行天津支店で外貨口座を開設した上、同銀行に香港で証券代理口座開設を委託する必要があります。これで、直接、外貨または人民元を外貨に交換して、香港市場へ投資することが出来ます。投資規模は年間5万ドルまでという現行の外貨管理規則に制限されません。
当局の責任者によりますと、天津での試験プログラムが一定の成果を収めた後、個人による香港市場への証券投資の試行範囲は一段と拡大され、次は上海が対象となる見込みです。
◆ 失業保険金の基準は、1人最低で毎月360元
1日から、上海は失業保険金の基準を調整し、1人の最高金額が482元/月、最低で360元/月となった。調整された失業保険金の基準は、もとの6級を簡略化して3級となり、1級ごとに高い基準が設定されている。失業保険金の第1カ月〜12カ月の発給基準に対して元の基礎の上に50元を増やした。第13カ月-〜24カ月の基準、国家と上海市の規定によって第1カ月〜12カ月の80%で確定し、失業保険金の基準額の受領を延長する場合は、第13カ月-24カ月の基準の80%で確定する。 |