中国工場の衛生状態チェックを首相に提言
自民党の消費者問題調査会(野田聖子会長)は31日、中国製ギョーザの中毒問題で緊急提言をまとめ、福田康夫首相に届けた。中国の工場の衛生状態やチェック体制などを調査するよう要請。日本での被害拡大防止のための危険情報の周知の徹底や安全確保策の強化を求めた。
1人当たりGDP計算は戸籍人口から常住人口へ
中国の各大都市で経済統計手法の改革が進行中だ。最近発表された経済運営統計では「1人当たりGDP」の算出基数として「戸籍人口」に代わり「常住人口」を採用する都市が相次いでいる。これにより数字は「縮小」するが、実際の経済発展水準をよりよく反映するので、科学的な政策決定の論拠にもなる。
中国では都市の「戸籍人口」とは当該市の戸籍を持つ現地の住民数を指す。戸籍人口に半年以上居住する外来住民を加えたものが同年の「常住人口」だ。
中国で最も経済発展の著しい大都市である上海の07年のGDPは1兆2000億元。戸籍人口の1400万人で算出すると1人当たりGDPは8万6000元だが、昨年末に発表された常住人口の1845万人で算出すると6万5000元となる。上海市は今回初めて、政府活動報告で1人当たりGDPの算出に常住人口を採用した。
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