中国の電子情報産業、成長のカギ 中国、昨年の電子情報産業の売上高は5兆6千億元で、前年から18％増加。なかでもコンピューターやオーディオ機器、電子部品などの分野では利益が20％以上増加し、産業全体を引っ張る大きな力となっている。 昨年、人民元の加速度的な上昇や労働契約法の制定、外資系企業と国内企業の企業所得税の統一、輸出税還付率の調整、加工貿易の管理強化などの変化が、加工製造のコスト面における中国の比較優位に影響しはじめていると懸念した。
一方、ハイビジョンフラットテレビの需要は拡大が予想され、新たな移動通信設備や携帯端末市場の未来は明るく、3G（第3世代）通信技術のビジネス利用や携帯電話端末の高性能化、新たな付加価値通信網業務の開拓などが中国の携帯電話産業の伸びを引っ張っていくとみられ、情報産業部は、電子情報産業の今年の成長率を18％前後と見込んでいる。
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