2008年度上海市の四金制度について
¯¯四金と総合保険¯¯
上海市には、「城鎮社会保険+住宅積立金」(通称「四金」)及び「外来従業人員総合保険」(通称「総合保険」)という2種類の社会保険制度が存在しております。下表は2008年度現在、2種類の社会保険における会社と従業員の納付率と納付額を比較したものです。
種類 |
納付基数 |
会社
納付率 |
個人
納付率 |
合計
納付率 |
会社納付額 |
個人納付額 |
四金 |
従業員個人の前年度平均月収(*) |
44% |
18% |
62% |
従業員個人の前年度平均月収×44% |
従業員個人の前年度平均月収×18% |
総合
保険 |
2007度上海市社会平均月収2,892元×60%=1735.2元 |
12.5% |
0% |
12.5% |
2,892×12.5%
=216.9元 |
0元 |
(*)「城鎮社会保険」の納付基数となる従業員個人の前年度平均月収には、上限と下限があります(下記ご参照)。
以下、2種類の社会保険をそれぞれご紹介します。
1.上海市城鎮社会保険
適用対象:上海市の中心区(下記の郊外区を除く)に立地する会社に勤務する上海市戸籍の保有者、及び上海市が人材導入を認めて居住証の発行に同意した上海市居住証取得者。
納付基数:従業員本人の前年度平均月収(新入社員の場合は1ヶ月目の月給)。但し、納付基数の上限と下限は、それぞれ前年度上海市社会平均月収(2008年度は2,892元)の300%と60%とする。
四金納付比率:会社負担44% ;従業員負担18%
2.外来従業人員総合保険
適用対象:上海市戸籍を有さず上海市で就業している他省、自治区、直轄市の人員。 但し、@家政サービス人員、A農業労働人員、B人材導入としての上海市居住証取得者を除く。
納付基数:前年度の上海市社会平均月収(2008年度は2,892元)×60%、すなわち1735.2元
納付比率:会社負担12.5%、すなわち216.9元/1人の定額。従業員負担なし。
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