一部植物油の輸出還付金を撤廃 中国財政部、国家税務総局の情報によると、2008年6月13日より、大豆油、落花生油、トウモロコシ油など36種の植物油に対する輸出税還付金が撤廃される。
世界的な食糧問題と、それに付随する植物油価格の上昇がもたらす国内市場への影響を緩和し、輸出をコントロール、国内市場の供給を安定させることが目的と見られる。
インフレ情勢が依然として深刻である現状、中国国内の食用油供給を確保するため、2007年より、中国政府は何度も連続で植物油輸出税還付と輸入関税の調整を続けている。
中国税関の統計データでは、今年第1四半期、中国の食用植物油輸出量は4万8000トン、前年同期比3.8%の小幅な下落となる一方、輸出額は7002万ドル(約4億8488万元)に及び、前年同期比68.4%増加した。
今回の輸出税還付における政策は、植物油輸出貿易の抑制、国内植物油価格の安定化に貢献すると期待されている。
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