中国、統一の外貨支払いシステムを設立 中国中央銀行でもある中国人民銀行は7月25日、北京で行われた記者会見で「外貨の支払いの中国における決算の効率を高めるために、中国は、国内で統一した外貨支払いシステムを設立する」と発表しました。
中国外貨管理制度によりますと、中国で外貨の流通を禁止すると共に、外貨による決算も許されません。対外貿易の運賃や保険料など特別な交易を行う時、外貨での決算が許されますが、これでは国内の代理銀行などを通すため、1日から3日間ぐらいかかります。
今回の統一の外貨支払いシステムが始まれば、便利になり、経済活動が迅速に進みます。対象になる外貨は米ドル、日本円、ユーロ、オーストラリアドル、カナダドル、ポンド、香港ドルなどです。
上海、海外企業の地域本部設立奨励で新措置
上海市人民政府はこのほど新たな規定を打ち出し、多国籍企業の同市内での地域本部設置を奨励する方針を示した。6年前に打ち出された関連の暫定規定に比べて、新規定は多国籍企業の地域本部設立申請に対する審査期間を短縮し、申請許可条件を緩和しただけでなく、地域本部の経営内容を拡大し、人材導入に関する条項を新たに加えたものとなっている。
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