「（上海）自由貿易試験区、税収サービスを革新」

  国家税務総局は2014年6月25日付けで『中国（上海）自由貿易試験区税収サービス革新の支持に関する通知』（国家税務総局総函〔2014〕298号、原文リンク1を参照）を公表し、主な内容は次の通りである。

一、オンラインによる税務コードの自動生成

　税務局が、工商局、品質·技術監督局から提供される企業情報に基づき、企業の税務登記コードを自動的に生成させることとなり、本通知前に行われた企業の税務登記申請が不要となる。

二、オンラインによる税務手続きの自主的処理

　発票の確認管理、発票の受領、普通発票の使用済検査、税務関係事項の証明発行、赤字発票の通知書、電子申告データの撤回等の項目についての手続きは、オンラインにて行うことが可能となる。

三、オンラインでの区域を跨るワンステップ手続きの処理

　上海自由貿易試験区域を跨る税務上手続きのオンラインでのワンステップ処理が可能となる。

四、オンラインでの直接認定

　新設企業に対する補導期間が廃止され、増値税一般納税者に対するオンラインでの直接認定が行われる。

五、オンラインでの四半期申告の実施

　国内貨物運輸サービス、倉庫サーヒスと積卸運搬サービスにおいて増値税の即徴収即還付措置を享受している洋山保税港の企業は、今までの月次申告からオンラインでの四半期申告に変更される。

六、オンラインでの届出について

　納税者は、実施中関連政策に基づきオンラインでの届出手続きを完了し、先に関連優遇措置を享受し、その後、税務局による事後確認·監督を受けることができる。

原文リンク：

1、『中国（上海）自由貿易試験区税収サービス革新の支持に関する通知』

以上