『個人税金繰延型商業養老保険の試行展開に関する通知』

財政部、国家税務総局、人力資源社会保障部、中国銀行保険監督管理委員会、中国証券監督管理委員会が2018年4月2日付共管で『個人税金繰延型商業養老保険の試行の展開に関する通知』（財税〔2018〕22号、原文リンク1を参照）を公表し、主な内容は次の通りである。

一、上海市、福建省、蘇州工業園区において個人税金繰延型商業養老保険（注：｢個人税金繰延｣とは個人所得税の課税と徴収が繰延になることで、｢商業養老保険｣とは私的年金に相当する。）の試行を実施する。試行期限は1年とする。

二、上記試行地域において、個人が個人商業養老資金口座を通じて合法的な商業養老保険を購入するときは、その支出に対して規定基準内での税引前控除が認可される。個人商業養老資金口座に計上される出資収益に対しては、しばらくの間、個人所得税の徴収を行わず、個人が商業養老金を領収する際において個人所得税の徴収を実施するものとする。

三、本通知は2018年5月1日より実施される。

原文リンク：

1、『個人税金繰延型商業養老保険の試行の展開に関する通知』

以上