上海市人的資源（マンパワー）·社会保障局は2023年6月28日、30日付で『2023年度社会保険金納付基数上限·下限及び最低給与基準の調整に関する通知』 (原文リンク1、2を参照)を公表し、主な内容は次の通りである。

一、2022年度上海市城鎮従業員の月次平均給与は12183元であり、これに基づき、2023年度7月1日より上海市社会保険料基数の上限は毎月36549元に、下限は毎月7310元に調整される。

二、2023年7月1日から、上海市における月給最低給与基準額は2590元から2690元に引き上げられ、上昇額が100元である。時給最低給与基準額は23元から24元に引き上げられる。

三、月給最低給与基準額はフルタイム労働者に適用される。なお、下記項目は、月給最低賃金基準額に算入されず、雇用主は規定により別途支払うものとする。
1、法定労働時間を超過した場合の残業代。
2、午後勤務、夜間勤務、高温、低温、有毒有害等特殊労働環境条件下の手当。
3、食事手当、通勤手当、住宅手当。
4、労働者個人が法律に基づいて納める社会保険料と住宅公共積立金。

四、時給最低給与基準額はパートタイム労働者に適用され、時給最低給与に、労働者個人と雇用主が法律に基づき納付する社会保険料の算入はない。

原文リンク：

 1、『上海市2023年度社会保険金納付基数上限·下限の調整に関する通知』
2、『上海市2023年度最低給与基準の調整に関する通知』

以上