越境貿易·出資に利便化を図るために、国家外貨管理局が2023年12月4日付で『越境貿易及び出資利便化の更なる促進に関する通知』（匯発〔2023〕28号、原文リンク1を参照）を公表し、主な内容は次の通りである。

一、貿易·外貨収支の利便化を推進する。

1、「市場仕入貿易」の外貨管理を改善する。
2、加工貿易収支の差額決済を緩和する。
3、委託代理項目の越境貿易の資金収支を改善する。
4、中国国内機構の経営性賃貸業務の外貨資金決済に利便化を与える。

二、資本項目の利便化政策を拡大する。

1、中国本土範囲内で越境融資利便化の試行地政策を押し広める。科学技術型中小企業を越境融資利便化試行の対象範囲に編入し、上海を含めての各地域の中小企業の科学技術のイノベーションを支持する。
2、対外直接投資（ODI）にかかる前期費用の規模制限を緩和する。
3、外商出資企業（FDI）の中国国内での再出資項目の持株譲渡資金に利便化を与える（注：本項は、特別に2024年6月3日より実施される）。

三、資本項目の外貨管理の最適化を図る。

外債口座の異郷開設への審査 ·認可を取り消す。

四、本通知は公表日の2023年12月4日より実施され、本通知公表前の規定で本通知と合致していない場合、本通知に準じる。

原文リンク：

1、『越境貿易及び出資利便化の更なる促進に関する通知』

以上